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林幸子の薬膳料理①
「秋になると肺や大腸にいいものを食べていかなければいけません」

写真は「あつあげのネギミソ博多」
●材料(4人分)
あつあげ………………………2コ
玄米ミソ………………大さじ4杯
ネギ…………………………10㎝
しょうが……………………1カケ
ミリン……………………大さじ1
ミズナ、シラガネギ
●作り方
1 ネギとショウガのみじん切りに玄米ミソとミリンを合わせる
2 あつあげに熱湯をかけて油抜きをしてから、半分に横に切り、間に合わせミソをはさみ、網でやく。
3 ②にミズナとシラガネギをそえる
林幸子さんが料理教室をオープンしたのは昭和五十五年。二十三歳から料理教室の助手を勤めていたが、教室の先生が亡くなったこと、そして「食べ物が大切ということをいろいろと考えた」ことが契機となって、自分の考える料理教室を開きたいと決意した。
助手の頃、料理教室で一人の薬剤師と出会ったことも林さんに大きな影響を与えた。
「くずきりを茹でたとき、お湯を捨てたらもったいない」と言われたが、そのお湯は根湯葛であることを教わった。
「その薬剤師の男性はとても漢方に詳しくて、漢方のことや関連する料理のことなど勉強になることが多かったです」
また、教室の料理について、ブイヤベースの翌日には「これは函館の三平汁と同じでいいですね」などと手紙をくれた。
林さんは甘い物を食べ過ぎて腱鞘炎になったことがある。食べ物を変えた林さんは、一ヵ月で完治、それ以来、「薬膳を心掛けて」実践をしている。
そうした料理を二十年以上食べ続けた林さんの身体はどうなったか?
「そうですね、体質は変わったと思いますよ。まず、虫に刺されにくくなったこと。それと、風邪をあまりひかないようにもなりました」。でも、「風邪は一年に一度くらいは引いたほうがいい」と林さんはいう。
「熱を出すことは身体の大掃除にもなります。その結果、身体を元に戻すことになるのでは」と林さん。風邪の症状は身体を元に戻すための排泄作業となるそうだ。
「薬膳という名前をつけなければいけないことが悲しいこと」と林さんはいう。
「薬膳はむずかしくないですよ。季節のものを食べる、それが一番ミネラルが豊富なのです。流通の発達から世界中のいろいろな土地の食べ物が身の回りにはありますが、住んでいる土地のものを食べることが大切です」
おいしい物は伝わっているが、戦前にあった日本の薬膳の知識は伝わっていないと林さんは嘆く。
「薬膳とはごく日常の料理で、戦前では普通の家庭で母親から娘へと伝えられてきたものです。現在ではもう母から娘にその基本が伝わっていません」
忙しい仕事をもっている人こそきちんとした料理をしなければいけない。
「忙しいときでも、手をかけなくて出来るものがありますよ」
林 幸子・・・料理教室の助手を経て、昭和55年薬膳を基本とした家庭料理中心の料理教室をオープンする。健康面には特に注意しているため、教室で使用する素材はもちろん、調味料にまで自然なものを出来るだけ使って調理をしている。こうした教室の方針はしっかりと本物の味を覚えてもらうようにするためで、「毎日の食事の大切さをあらためて感じていただけると思いますよ」。また、林さんは料理教室のほか薬膳料理の惣菜を販売しているが、その料理もランチ(月から金まで)で食べることができる。料理教室及び惣菜「菜屋」への問い合わせは、電話0138(47)0141まで。
(メディカルはこだて第13号より)
登録項目:健康料理レシピ 投稿者 :メディカルはこだて編集長 登録日 :2006年04月05日







