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林幸子の薬膳料理②
「寒気は人体に対しても細胞の活動を鈍くさせ、血行を悪くし痛みを生じさせます。冬は血行をよくして体を温めるようにして下さい」

写真は「甘酒精進すき焼煮」
●材料(4人分)
長ネギ……………………………2本
青ネギ………………………1/2束
マイタケ……………………1パック
シメジ………………………1パック
油アゲ……………………………1枚
シラタキ…………………………1袋
甘酒………無糖のもの1/2カップ
しょうゆ……………………大さじ4
●作り方
1 長ネギをサラダ油でこげ目が出るまでいためる。
2 ①にマイタケとシメジをほぐして加える。
3 ②に甘酒としようゆを加える。
4 下茹でしたシラタキと、油抜きした油アゲを加えて煮込み、仕上げに青ネギを加える。
12月になると寒気は北の大地を覆うが、冬の寒気は人間の体にも大きな影響を及ぼしている。
林さんは「寒さは自然界ばかりでなく、人間の細胞の活動も低下させてしまいます。その結果、血行が悪くなることで皮膚が乾燥したり、下腹部の痛みや生理痛、足がむくんだりすることがあります」と説明する。
そして、寒気は『腎』とも深くかかわっているそうだ。「精魂尽き果てるの精をつかさどっているのが腎ですよ。五行では腎とはリンパの流れ、血液の流れなどの身体の体液をつかさどっています」。精力減退や脱毛、冷え症、骨粗鬆症、難聴など、腎は多くの症状に影響を与える。寒気によって血行が悪くなる障害は、この「腎」を消耗させ、老化も早めてしまう。このため「冬は血行の働きをよくする食べ物、腎の機能を高める料理が適している」と林さんは言う。
「天人合一(てんじんごういつ)」という言葉を林さんは何度か口にした。「人も自然の一部なんですよ。だから、春夏秋冬、それぞれの季節に採れた旬の食べ物と一体になることによって、そのパワーや恵みをもらいましょう」ということが天人合一だ。
それでは冬に適した食べ物とは?
「生姜やねぎ、にらなどの辛みの香味野菜などがいいですよ。辛い味というのは体を温めて血の巡りをよくする働きがあるのです」
今回、作っていただいた料理は、甘酒精進すき焼煮、車麩の竜田揚げ、雪蒸しダイコン、冬野菜の豆腐マヨネーズサラダの四品。すべてが腎臓の機能を高め、体を温めるものばかり。さらに、風邪の予防にも効果があるという。
「甘酒精進すき焼煮ですが、無糖の甘酒というのがポイントです。消化の機能や免疫力を高めてくれます。車麩の竜田揚げに用いる車麩は、ミネラルやグルタミンが豊富に含まれていますので、疲労回復にいいですね。それと健脳にもばっちりです。雪蒸しダイコンにはダイコンのほかヤマイモもつかいますが、これらの野菜は火をかけることで風邪予防に効果があります。最後の冬野菜の豆腐マヨネーズサラダですが、レンコンやユリ根は呼吸系に効きます。柿はビタミンCが多いことから身体ばかりでなく神経の疲労回復にも効果があり、黒豆も同じくビタミンCが多くて、こちらは血行を良くします。カブには酢酸が多く含まれていますから、忙しい師走の疲れを回復させてくれるでしょう」
登録項目:健康料理レシピ 投稿者 :メディカルはこだて編集長 登録日 :2006年04月12日







