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林幸子の薬膳料理④

「夏は『心』にトラブルが起きやすい季節です。心機能を高めるためにナスやキュウリを食べるようにして下さい」
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写真は「カボチャバーグ」
●材料(4人分)
カボチャ……………………200g
タマネギ……………………1/4個
アーモンドプードル……………少々
アーモンドスライス
塩・コショウ……………………少々
卵白

●作り方
1 カボチャの汚れをとり、3センチ角に切って十五分間蒸す。
2 ①を熱いうちにつぶす。それにタマネギをみじん切りにして炒めたものと塩とコショウ、それにアーモンドプードルを混ぜる。
3 卵白を泡立てて表面に塗り、アーモンドスライスをのせる。
4 ③の上下を、軽く焦げ目がつく程度にフライパンで焼く。

 夏は『心(しん)』にトラブルが起きやすい季節です」と林さんはいう。「心」とは陰陽五行説においては血液の象徴であるが、暑さから体調をくずしやすい夏の季節は「心機能の低下に十分な注意が必要」となる。
 「夏バテや暑さに負けてしまうと汗をダラダラかきますが、これは自然蒸発が増加していることを意味します。この状態が続くと体液が減って疲労感が増し、心臓に負担がかかるようになってしまいます」。こうしたことから夏は心機能を低下させない工夫、つまり体力を増強させ、疲労回復につながる食材を食べることが大切になる。
 夏に気をつけたい症状は体の疲れ、胃腸の疲れ、不眠、皮膚病など。さらに最近はクーラーの普及により無理に発汗を止めたり、冷えによる循環の低下を起こしやすいなど、体力のない人ほど冷房病にかかりやすい。
 夏にお薦めの食材は「ナス、キュウリ、トマト、ミョウガ、ネギ、ショウガ、大豆」など。「これらは食欲を増進させてくれます。味付けも酸味や辛みのあるものはいいですね。是非試してください」。
 今回、林さんに作ってもらった料理は、胃腸を整えて夏バテを撃退するもの。
 「まずカボチャバーグですが、カボチャはビタミンEが豊富に含まれているので、血流を良くし、冷えをとってくれます。消化器系、特に胃腸を整える効果があります」
 和風ラタティユはタマネギを材料にしているが、カボチャと同じくビタミンEが多い。「タマネギは脂肪やコレステロールを分解させてくれます。それとストレスにも強くなりますよ。またカボチャもタマネギもビタミンEの他にカリウムも多く含まれているので、余計な水分を代謝、排泄するという大事な役目ももっています」
 「夏は生の緑の野菜をたっぷりと食べることで、肝機能を良くし暑さを防いでくれます」。生野菜は体温を下げるが、緑の野菜の「苦味」は、それを下げ過ぎない役目がある。ベビーリーフの生春巻は、こうした生の野菜をおいしく食べさせてくれる。コチュジャンは韓国のトウガラシミソ。食欲を増進させてくれる。
 山形の郷土料理である「だし」は、夏バテ防止の特効薬で、林さんの大好物とのこと。使われている食材はカリウムの多いものばかり。「暑くてイライラするようなときなど、これを食べるとすっきりしますよ」

(「メディカルはこだて」第16号より」

登録項目:健康料理レシピ   投稿者 :メディカルはこだて編集長  登録日 :2006年04月12日


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